3月31日と昨日(4月5日)聴きに行った演奏会・リサイタルを紹介します。
3月31日(日)には、琵琶湖ホールで開催された「ノートルダム女学院中学校高等学校オーケストラクラブの定期演奏会」に行ってきました。前半の3曲のあと休憩を挟んで、「新世界」(A.ドヴォルザーク)の演奏が45分にわたってありました。「家路より」の歌で懐かしいテーマが繰り返され、中学生や高校生が演奏していると思えない迫力ある演奏でした。高校2年生は、この演奏会を持ってクラブ引退ということで、曲が終わると感激のあまり涙を流す生徒さんもおり、その姿を目にした私たち観客も大いに心揺さぶられました。
当日は、高槻GCのお二人の方と演奏会の2時間前に会場に着き、琵琶湖を眺めながらゆっくり食事をし、その後湖畔を散策しました。湖畔の桜はまだつぼみは堅かったのですが、冬の寒さにじっと耐え、もうすぐ開花というエネルギーを潜めていて、そうした桜の木に何かしら力をもらったような感じがしました。
4月5日(金)午後6時30分より、右京ふれあい文化会館創造活動室で、「藤井敬吾・由美デユオ・リサイタル」(「蒼の会」ミニコン・シリーズ)が開催されました。ソレイユのメンバーも私以外に4名(うち2名はご夫婦で)来られていました。プログラムは、下の写真の通りですが、後半の3番の「3つの小品」の前に「『むすんでひらいて』の主題による変奏曲」が演奏されました。いつもながら息のぴったりとあったお二人の演奏に、あっという間の2時間が経過しました。プログラム最初の「2重奏曲」(F.カルリ)は、私の大好きな曲の一つです。ピアノとギターの絶妙の掛け合いに、二人の演奏者が洒落た大人の会話をしているような爽快感を感じるからです。
会場近くの天神川沿いの桜は満開で、時折風に吹かれて桜がはらはらと舞っていました。会場に行く前と帰りにその桜を見上げながら歩きました。1週間ほどの桜の花の季節、4月は新年度の始まりで何かと心あわただしい時期ではあるのですが、今年3月末に2度目の退職をした私にとっては、例年に比べて余裕を持ってゆっくりと見る時間がありました。一方、新年度独特の緊張感と不安・期待が混じりあったあの雰囲気が懐かしくもあります。
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