1. 名称: 藤井敬吾、岩崎慎一によるギタージョイントコンサート
2. 日時: 2012年12月16日(日)14:30-16:20
3. 場所: 遊音堂(大阪・野田)
4. 料金: 2,500(前売り)
5. プログラム:
(1) M.トロバ/マドローニョス、トリーハ
(2) J.L.ゴンザレス/深い愛
(3) I.アルベニス/セビーリャ(以上、岩崎慎一ソロ)
(4) J.ラター/古風な前奏曲とロンド・カプリース
(5) A.ピアソラ(藤井敬吾編)/リベル・タンゴ(以上、藤井敬吾ソロ)
(6) A.W.ケテルビー/ペルシャの市場にて
(7) M.P.ムソルグスキー/展覧会の絵
アンコール
(8) V.モンティ/チャルダッシュ
(9) A.ルビラ/禁じられた遊び
(10)藤井敬吾/夕暮れ(以上、岩崎・藤井2重奏)
6. 感想(今回はごく簡単に記します)
(1) 会場の遊音堂は、大阪環状線・野田駅から徒歩10分くらい。
1階がファミリーマートの建物の2階で、約100名収容のこじんまりした会場がほぼ満席。ソレイユのSkaさん、 Maeさん、Hayさん、Kurさんご夫婦、高槻GC、ラグリマの方々も来られていました。
(2) まずは、岩崎慎一氏のソロからお得意のスペインものを4曲。次に藤井先生登場。
J.ラターはイギリス出身の20世紀有数の売れっ子合唱作曲家、ギター曲を唯一2曲だけ書いているが、一部にギターで弾きにくい箇所(編曲)があるため、あまり弾かれていないのかもしれないとの説明。アルペジオ風の技巧的な曲という印象。リベルタンゴは自編曲の十八番。メロディや伴奏など複数の役割をギター1本でこなしているという超絶技巧曲・技巧演奏。
(3) 2重奏1番目は「ペルシャの市場にて」。
「最近は小中学校での音楽鑑賞の時間がないので、この曲を知っているのは、かなりの年配者」という解説に会場から笑い。原曲の管弦楽をギターの特殊奏法を駆使して多様に表現する素敵な編曲。ソレイユの2013年度合奏曲の1つがこの「ペルシャの市場にて」になる予定のため、今から、その編曲ができあがるのが楽しみである。
(4) 約15分の休憩の後「展覧会の絵」全曲。
「この曲はムソルグスキーの死後5年後に発見されて、リムスキー・コルサコフやラヴェルにより編曲されて有名になったが、今日のギター2重奏版は、オリジナルのピアノ独奏曲を元にしている」との解説の後、演奏時間:約35分の全曲を通して演奏。性格の異なる各構成曲をあたかも変奏曲であるかのようにギターの様々な特殊奏法も取り入れながら弾き分ける、素敵な編曲と演奏であった。
(5) 鳴りやまぬ拍手に応えて、大サービスのアンコール3曲。中では「チャルダッシュ」の高速演奏が印象的であった。
という訳で、慌ただしい総選挙投票日の中、ギターソロと2重奏の醍醐味を満喫できた師走の一日でした。
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