2010年11月28日、京都・向日市民会館において、ギタークラブ「ソレイユ」15周年記念コンサートが開催された。
ソレイユは、1995年、96年に向日市中央公民館主催の「楽しいギター教室」で藤井敬吾氏の指導を受けたアマチュアギター愛好家が集まり発足
した。ソレイユは、発足以来、向日市在住の世界的ギタリスト・作曲家の藤井敬吾氏の指導の元、クラシックギターの基本を習得できるという恵まれた境遇の中、地域に根ざした演奏活動を続け、2010年に15周年を迎えることとなった。
この日のコンサートには、転勤でソレイユから離れていた元メンバも東京から駆けつけ、ソレイユ11名による合奏を中心に、重奏・独奏、および、藤井敬吾氏とその門下生の上田ちよ氏・今村隆之氏による独奏・重奏のゲスト演奏によりプログラムが構成された。合奏曲はすべて藤井敬吾氏の編曲で、ピンクレディからスペイン物・バロック音楽まで、クラシックギターの魅力を余すところなく伝えられる多彩な選曲が行なわれていた。この日は、秋晴れの好天の元、約150名の聴衆を集め、盛況の中、和やかに、かつ、熱気に溢れた演奏が披露された。
メンバそれぞれが仕事や家庭の事情を抱えながら、限られた練習時間の中で磨き上げた演奏を精一杯披露しようというアマチュアらしい真摯な演奏態度が好感を与えていたことに加えて、サービス精神も満点で、手作りの帽子や花飾りによる楽しいステージ衣装、工夫を凝らした譜面隠し、「オリーブの首飾り」3重奏でのメンバの一人による演奏途中での手品披露というサプライズな演出などにより、聴衆を大いに沸かせていた。
ソレイユは今後とも地元に密着した音楽活動を続け、更に地域の文化向上に貢献していきたいと考えている。
(以上は「現代ギター」誌に掲載された文章で、iwaiwaさんの投稿によるものです。)
京都新聞に掲載されました。 新聞記事
当日のプログラム
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