マヌエル・バビローニ マスタークラス聴講とコンサート

標題の催しが、11月1日(土)午後から神戸ロッコーマンで行われました。ソレイユや高槻GCからも何人か、また、京都ギターセミナーでお目にかかった方々が参加されていました。

マスタークラスは、13時30分~18時、6人の受講者があり、スペイン語の同時通訳で行われました。一人一人に対して、大きな声で話をしたり、実際の演奏やジェスチャーをまじえたり、時には通訳の方とダンスをして曲の感じを伝えたりと、身体全体を使った大変エネルギッシュな指導でした。トローバの「ソナチネ」第一楽章の指導の際には、そこに流れているリズムを意識したり、アクセントを正しく取ることが指導されていましたが、リズムをしっかりと取る部分では、メトロノームを使うと、先に弾かれたときより、曲が生き生きと展開しているように感じました。

音楽は会話だよ言われたことも印象的でした。右手の指先に神経を集中してやさしくギターの弦を弾くことや女性の声のように弾くことなど、また、タレガのポルタメントについての解説など多岐にわたる指導があり、曲作りのおもしろさや難しさを学ぶことができました。いつか今日の受講曲を弾けるようになりたい!!!

コンサートの部は、19時から。休憩が短く雨も降っていたので神戸の中華街での夕食はあきらめました。プログラムの前半は、藤井敬吾・岩崎慎一・永田参男3氏によるギタートリオの演奏で「スペイン/C.コリア」「嬉遊曲集Ⅲ/G.モントルイユ」「トリオ ニ長調/F.グラニャー二」。

休憩後マヌエル・バビローニ(使用ギター:ラミレス アウディトリオモデル)による演奏で5曲、アンコール3曲の演奏。迫力ある音色と繊細なリズム感で構成されたギター音楽に心酔しました。「内なる想い/V.アセンシオ」では、感情の機微がみごとに表現されていました。プログラムに入っていたのに飛ばされてしまった「ゴヤのマハ/トナディージャ」が、アンコール最後に弾かれましたが、私はとても気に入りました。

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