3本のギターによるスペイン巡り・コンサート

2月2日(日)15:00より、茨木市男女共生センター“ローズ・WAM”「WAMホール」で開催された標記のコンサートに行ってきました。ソレイユから6名とそのご家族やご友人、高槻GCから数名のメンバーとご一緒しました。プログラムは、ソレイユの指導者藤井敬吾先生とその高弟の岩崎慎一さん、永田参男さんの3人によるギター3重奏、すべて藤井先生の編曲によるものです。

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第一部2つめの「グラン・ソロ」は、ギター独奏で弾かれますが、3本のギターで奏でられるそれは、とても繊細かつダイナミックでした。解説では、ソルがイギリス在住の際に書かれたもので、このころオーケストラの曲も書いていたので、この曲もオーケストラが原曲または、ギターパートであったという1説もあるとのことでした。

3つめの「ソナタNo.118」は、ドメニコ・スカルラッティに師事したソレ-ル神父のチェンバロ曲でとてもその雰囲気が出ていました。管弦楽の曲を編曲したものでは、私は4つめの「カルメン幻想曲」がお気に入りです。その中で演奏される「ハバネラ」はイラリエールという人が作曲したものだそうです。5つめの「フラメンコの衝撃」は、フラメンコギターの情熱的な音色が聞こえてきました。

第2部の2つめのギター協奏曲イ短調「ロマンス」は、初めて聞きましたが、きれいな旋律でした。解説によると何とかいう映画の中でも使われていたそうです。3つめ「スペイン」は、ジャズの曲ですが、アランフェス協奏曲の一部が出だしに使われています。この曲は、演奏されるたびに変化していて、一番ギターにあったものを編曲したと解説されていました。プログラム最後の「ファンダンゴ」はギターを含めた弦楽5重奏曲ですが、そういう構成で聞いたことがあるのですが、ギターパートがはっきりと聞こえなかったという印象が過去にあり、今日の編曲での演奏がギターパートも生かされてよかったと思います。私たちソレイユもこのような曲を弾けたらいいのですが……

アンコールは3曲。アルベニス作曲「カタロニア奇想曲」と「グラナダ」、禁じられた遊び3重奏でした。計13曲、堪能しました。

 

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